ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

コントロールも期待もしない

以前取り組んでいた絵画の活動を再開して、新しいキャンバスに描きました。

実在する景色ではなくて、記憶の中にある海岸がいくつか混ざってます。

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釘がむき出しの一般的なキャンバスと違い、側面まで絵を描けるのが面白い。

キャンバスサイズは18cm×18cm、正方形の絵は初めて作ったので何度かバランスが狂って軌道修正しました。アクリル絵の具なので塗り重ねたら融通ききます。

自分が絵を描く動機としては、成果物を求めて作品を仕上げたいというよりも、感情や思考を離脱するエクササイズとしての効能を感じるからやってます。

順番は前後しますが、以前描きかけでブログに投稿した絵も完成したので載せます。

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こちらは実在の景色を撮影して、それを参考に描いたもの。光沢などの影響で見る角度によって印象が違ってきます。

敢えて「なんの影響もない」こと

ここで一瞬だけ、絵画に関係なさそうな話をします。

私はテレビを見ませんが、スマホを使って報道はフォローしてるので、今も理不尽なニュースが氾濫してるとは感じます。

ここまで来ると「他人とか多数派、つまり外側のことはどうにもならない」と、誰もが痛感してるのではないか?と想像します。

しかしそんな時でありながら絵を描いているうちに、「誰かに困らされている」なんていう外部の出来事に対処することは、思っていたほど重要ではなかったと気がつきました。

「諦めたら楽になる」ということではなくて、外部をコントロールしようと企てるのをやめることで、自分の内側に最大のエネルギーが集まるということです。

そのエネルギーを使うことでしか、自分の内側に平和は作れません。

情報や食料、資産などで不安を打ち消そうとすれば、例え国を1つ所有していても「まだ足りない」と思ってしまうことでしょう。

一方で「焦点を合わせるべきは内側」とわかっていたなら、不安への対処で一生を終えるのがいかに馬鹿げているかすぐに気づくはず。

「破滅していく社会を変えるため一致団結してデモをやってます」というのも愛があって大層なこととは思うけれど、「知るか!消されたら消えるだけだ」と突き進むのも間違いなくパワフル。

外側を変えるか?という点で見たらほぼ影響を持たないはずの絵画を敢えていま描いていることで、内側にある無限大のエネルギーを掘り起こしているような感覚があります。