ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

物質と物語

倉庫を借りてます。

無店舗で古物商をしていましたが、自宅に置く物を減らしたくなったのと、品物を現物確認してもらう展示場にするために近所の物件を借りました。

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秋に在庫として置いていた暖房器具。

冬の間に新所有者の元へ送り出しました。

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三輪自転車で端材を積んできた時。

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薪無料コーナーです。

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急な不用品回収に対応できるゲートになってます。実は。
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軽自動車なら置けそう。基地です。

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原付も置きます。

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要整備アイテムだけ自宅に持っていく。

これまでの移住生活で、自宅兼倉庫にしないことの重要性がわかりました。滞らせず流れを作る。

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仮ナンバーを手配して車検切れ中古車も引き上げてきました。ボコボコ車ですが修復して乗ろうかと。

激安車でも経費はかかるし燃料費も必要。

古物商するなら商品の保管場所も必要。そこには賃料を支払う。

物質的な制約はいつもある。だからこそ工夫もするし本当に必要なものを見定める。

「ほしいからほしい」になっていないか気をつける。

「誰のため、何をするため」に道具を備えるのを心がける。

執着から自由で居続けるのは簡単なことではないと痛感してる。

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箱バンの後退ランプをLEDにしたから明るい。

ようやくプロの配送屋になってきた。

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ロードバイクがパンクしたのと寒さ問題の解決としてトレーニング器具を導入。

部品を消耗しないし道路を走らないから安全だし、映画を観ながらでも使えます。

でも実車で走るほうが頭が活性化するものだとわかったのでロードバイクは早いところ復旧させよう。
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預かり車両も掃除して販売します。

ここまでの話、物質とか金銭とかを着眼点にしてますが、商売は取引先や相手がいてこそ起こり得る物語なわけで。

物の理解より人づきあいの理解を進めている自覚はあります。

ウワサとかクチコミを恐れる気持ちよりも、人を信じられる確かさを強く感じる。

ガセネタ吹聴する人物は周囲の人から好かれないので、ぶつかったら消滅する相手。

大事にしたい人を仕事かそうでない関わりかで大事にする行動を積み重ねる。

行動は確かなものとして人にも自分の記憶にも留まる。

金銭も確かなものと思われているけどそれ以上かも。お金持ちより「伝説を持っている」ことにスポットライトが当たる時ってあるね。

放ったものが自分に戻る

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古物商許可を受けました。新型Tシャツには許可番号も載せてます。

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新オーナーの元へ送りだした原付。

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仕入れた状態では走れなかった車両。部品交換後に塗ってます。

晴れは屋外の仕事、雨天時はバイクの仕事。

おかげさまで仕事にのめり込んでいて、今回は久しぶりの投稿になりました。誰かに頼まれたわけでもないブログですが敢えて再開してみます。

思い出そうともしなかったこと

ひと昔前に単発日雇いの仕事をしていて、現場で携帯電話を落としたことがありました。

落とした場所に居合わせた人が拾ってくれて、その受け取りのために自分を車で送ってくれた人がいたから携帯は手元にもどってきたのでした。

そうして助けられたことがあったわけですが、今度は自分が請けた仕事を手伝ってくれた人がスマホを落としました。

過去に助けられたように、今度は自分が人を助ける機会が来たと思い一生懸命探したけれどそのスマホを見つけられませんでした。

成果が上がるかは別として、いずれにしても恩を受けたら返す機会が来るのだと納得する出来事でした。

今回、その逆に目を向けてみます。

「自分の携帯を探してもらい感謝した」ことがあったのを思い出せてはいるが、よくよく考えると感謝したから覚えてるのではなく、自分が携帯を無くして苦しんだからこそ覚えてた話

自分自身の苦しみを無視しないことは容易にできるけれど、他の誰かを苦しめたことはあまり憶えていません。

何が言いたいかって、「自分が苦しみを与えられた」と不満を感じるのは誰しもできるけど「なぜこうなったのだろう。自分が誰かを苦しめたからだろうか」と思い出そうとする思考回路は持ってない。それを持つなら一味違う生きかたになるということです。

苦痛の連鎖から一歩抜け出すことになります。

(自分はこの仕組みに気づいていなかったので、同じ境遇の誰かに向けて書いてます。「そんなの常識だ」と思う人もいると思いますが大目に見てください)

言い換えるなら「自分の苦しみが誰かの無関心から生まれることがある」という主張は万人に理解されるのに、「自分の無関心が誰かに苦しみを与えてた」のを認めるのが難しいってことです。

生活に取り入れると、次のような反応になります。

自転車のタイヤがパンク。そんな時には「ツイてないな」ではなく「パンク程度で許してくれてありがとうございます」と感じます。

何の清算か自分でもわからないので記憶から探してみると、過去に自転車で踏んだタイヤが飛び石になって対向車のドアにぶつかったことがあった。自転車や道路上でのことに限定しないなら、他にも思い当たる節は無数にある。

すべての罪を数えるなら、他人や動物、植物、鉱石諸々をあらゆる形で苦しめてきたし、今もやめることができていない。だったら「自分が誰を苦しめていたか」と思い出してみたり、「どうしたらそれをやめられるのか」とまわりを見渡しても良いと思うわけです。

「苦痛や後悔が残らない行動」というのは、生き残ることや損得勘定とはかけ離れたものになるかも知れません。

だからこそ、苦しみの連鎖から抜け出す選択には格別の価値があるように思います。

切り捨てた選択肢から恩恵を受けている

人間関係、住む土地、仕事などを体験した結果、「これではない」と避けることがある。その時にひとつ肩書が減る一方で、大切なものが増えている。

偽りなく本心に正直な選択を続ける人たちは、「被害者の会」ではなく「大事なものが何かを知っている集まり」を形成することになります。人間の作るもので、これと同等に価値のあるものはいくつもない。

思い出すと、「そうでないもの」を遠ざけるプロセスから恩恵を受けてきたという事実に気がつきました。

選ばなかったものには選択肢であってくれたことに恩があるし、自分が選ばれなかったものも同じ。相手を尊重するし干渉しないのが恩返しであり、しかも自分の仲間を大切にすることになると思うからそうしてます。

信じると決める

移住して色々なビジネスをしてるのは自分の能力を試すのが目的ではありません。

便利屋として要望に応えるような、人を助ける仕事には価値があると思うから実行しました。本当に人を助けることができているなら、自分は飢えることなく生かされるはず。それが成立せず自分が飢えるなら、自分に生きる価値がないってだけ。

「奪わなければ生きていけない仕組みではない」と信じたからそうしたんです。

自分が生まれる前から「奪うことでしか生きられない仕組み」が完成されつつありました。

そこから抜け出して心で動くとどうなる?と、真剣に考えてゴリ押ししてるのが今です。

飢えや貧しさの反対に陣取るための取引にすぎない仕事、つまり「信じてない」やり方から手を引くと決めて、スケジュールが埋まらない日々も心変わりせず信じてみました。

そうして知らずのうちに積み重ねた1つ1つが、毎日のように自分を救う形になって返ってきます。おかげさまで依頼をクチコミで受けられることも増えました。

頼まれる理由は能力ではなくて「信じているから」に尽きると思います。

ご縁のあった人が次々とコンセプトに共感してくれるので嬉しいかぎりです。

秋の旅、トラックで移動

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トラックが必要になりレンタルしました。南三重から大阪へ日帰りです。

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奈良へ進行する道中に川沿いで見かけた、人の手が入った斜面。

高山都市のようで印象的でした。

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兵庫県に近い大阪の街でビッグスクーターを積み込み。自分用ではなく依頼を受けて代理購入した車両を引き取りにきました。

建設足場を運ぶための2tロングサイズなので積載スペースに半分以上の余裕が残ってます。もっと小さいトラックを希望してましたが、重機レンタル店で借りたのでこのダイナミックな車両が相棒。

ここへ来るまで通行人から不思議そうに見られましたが、平日の昼間に空身のトラックを普段着で運転してるのは異端なケースですね。

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大阪でなかなか停められなかったのも楽しい旅の思い出になってますが、帰り道の奈良郊外には駐車場の広いコンビニがあって助かりました。

デコボコの路面で荷崩れの危機を感じた登り坂に「積み荷の落下はドライバーの責任」という内容の看板がちょうど配置されてたのはタイムリーで感心します。(内心かなり追い詰められていた)

大阪でバイクを落としたらニュースになってたかも。

ロープを気にして何度も修正。トラックでバイクを運搬するなら荷台にタイヤ固定台を用意して、運ぶバイクのハンドル向きを固めるのが必須ってわかりました。

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出先ではカレー。この日は豆カレー激辛にナン。

カレーさえ食べられたらどこへ行っても旅と思っています。

ミニ絵画ふたつ

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アクリル画を描いてました。18cm×18cmの正方形。

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手に持ったらこのサイズ感です。

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別の作品も完成した。完成ラッシュです。

2点とも実在する場所ではなくて、いつか見た景色の記憶を組み合わせてます。

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これはA4サイズの木版に描いていて、側面も塗りました。

目的あって絵を描いてる訳ではありませんが、何かにつながる気がするので今後も描きます。

「ひと目で内容がわかって温かみがある絵」という意味で、絵本とかカレンダー挿絵のようなトーンにしたい。