ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

待つのも飛び込むのも

重要なのは“度胸”だった

移住して「つながり」が少ないので、ウェブサービスをつくることにしました。

実現するか先の見えないアイデアがまずあって、店舗オーナーなどの知り合った人に質問をして、軌道修正をしています。

ハズレのアイデアを何十回も試すというよりも“誰かの役に立つ企画”をつくるために、ヒントを聞いてまわる「仕込み」を続けてきました。

淡々と進めているように書いてますが、店舗オーナーに話す時に「気が重い」と感じてきました。何人かお話して動き出した今だって怯えがあります。

なぜ恐れてるのか?

自分自身の心を観察してるわけなのですが、これって「自分のことだけ大好きか?」と思われて軽蔑されるかも知れません。

ですが「心の観察」こそが思いやりの元で、とても大事なことと思います。自分以外の心を考えるためにも、まずは自分自身の内面を見落とさないようにするべき。他人の顔色を伺うこととは違います。

心の動きを見逃すことは“よそ見運転”と同じく危険なものですし、「後悔しない選択」は心の観察でしか見つけられないはず。

心に従って「やりたいこと」を始めた人が、その動機を忘れて動くのも“よそ見運転”にあたります。金額ベースで判断をくだす局面では、せめて「いま心と違う行動した」と気づけるようありたい。

行き止まりが怖い

そうした内面の観察によって、正確に「何が怖いのか」を探してみました。 

誰にも頼まれず始めてる企画なので、失敗しても誰も損をしない。気に留められなかったとしても、自分の恥ずかしさなんて知れてます。普通じゃないってわかってる。

だからこれらの結末は最悪じゃない。もっと探す。

たどり着いた答えは、進めた先で「変化が要らない」という回答を受けることでした。

状況を知る

数字で言えば、この土地では人口の9割が65歳以上。ネット回線自体を使っていない人も多いでしょう。

70歳手前の父親世代はスマホやSNSを使っていますが、それより上では限りなくゼロに近づくと思われます。

既存のネット掲示板を見ると、更新されていないようでした。

ビジネス用途でネット検索することも少なそうです。と言うのも、地元のサービスが必要になったら知人を通じて依頼するのが一般的だから。業種で探したら一社しかなかった、なんてことさえあります。

これまで同様に「ウェブサービスは使わない」 で終わってしまうなら、新しいつながりが生まれにくい土地で生きているということ。とても恐ろしいです。

一喜一憂

ウェブサービスを始めたとして、使う人はいるのか?

この疑問は始めるまえからありましたが、県外の親族や観光客が使う可能性も考えて作っています。

新しいプランを思いつくたびに一歩前進するかも知れないけれど、現在地を想像すると気が遠くなりそうです。

いつ理想にたどり着くの?

何度まで試せるの?

内面では悲観と楽観が踊り狂ってます。でもそんな揺らぎに耐えられず「勝手に始めようとして勝手に終える」のなら、世界を最後まで見ていないし生きてないのと同じ。

そうならずに、これまで無かった流れを自分が作りだしても構わないはず。

名刺を更新しました

突破していきたいので、できることしたいことを公にします。

気に留めてくれる人がいて見つけてもらえるというのは、これまでにもあったけれど奇跡のようなことだと思う。

自分で今つくるべき名刺を用意して、いつでも渡せるようにしました。

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オモテはシンプルにして、文字に遊びを取り入れます。ウラ面は「尾鷲6」に特化して作りました。「いまするのはコレだ」と、生き方を書くのは名刺として望ましい。

サービス自体が未確定でも、こうして作って配ります。

見切り発車です。だから“よそ見運転”よりもタチが悪いかも知れません。

未完成をさらけ出す

1人ではないというのは重要なこと。足並みを揃えて事にあたる楽しさがある。

「大きなかぶ」という絵本を、良いものだったと思い出します。

※ネタバレあります↓

「かぶを収穫したいけど抜けないから助けて」ということで、家族や仲間に声をかけて大勢で引っ張る話です。なんなら家畜すら動員しているのも面白いのですが、わざと苦戦するおじいさんも見どころ。

というのも、おじいさんが地面に踏ん張ってなくてカブに両足で乗っている場面があるのです。引っ張るふりをしてサボってるわけです。

こんなふうに楽しめたら理想だなと思いながら、ウェブサービスや名刺を1人で準備してました。

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