職場で「もう無理」って…
叫びそうになったとか、バックヤードに駆け込んで自分の拳がズタズタになるまでタイヤを殴ったとか。澄まし顔のあなたにも、思い当たる苦しい経験はありますよね?
“見下せる相手がいるのが嬉しい人”だとか、“仕事に追われる自分に酔ってる人”とのチームプレイもするし、価値観の違いをやり過ごして仕事を進めることもある。
通じ合えない人もいるから、「思ったことすべてを言わない」のは生きるために仕方の無い判断なのかも…
しかし我慢の限界はある。たったひと言に価値観の違いが全て詰まっていて、苦痛で気が狂いそうになった時が私にはありました。その具体例は、のちほどお伝えさせていただきます。
「自分の心」と「生活」を秤にかけることも日常茶飯事で、自分の心を抑えこんでいると気づきながらも我慢していました。
悩みから解決を学ぶ
でもある時、学んだんです。仕事をしていて「やってられん」と思う時には、いつもその学びを思い出して自問自答をします。
『感謝を忘れてはいないか』と。
すると、それを許してる自分に原因があるのか、そうではなく居場所が違うのかがわかります。
「相手が行動してくれたか、そうでないか」にばかり目が向くのは誰にでも起こる思考のアンバランスさですが、公正さを保つには「自分自身が感謝を忘れてないか」振り返ることです。
独りよがりになってないか?ということ。もしそうなら自分自身がイヤな奴だし、助けを受けられないのも当然。「周りと同類だからそこに居る」ってだけの話で。
自分の感謝が足りないことに気付いたら、軌道修正ができます。チームには感謝を伝えるべき。もしそうではなくチームの誰もが感謝の無い仕事をしているなら、去る判断しかないでしょう。
でも現実には1か0かではなく2つの勢力がせめぎ合ったり、ある人の気持ちが前向きと後ろ向きで揺らぎ続けていることだってある。
主体的に動くこと
揺らぐ状況ではどうするか?
他人を「自分の幸せを確認する道具」に使わないことが大事。その反対で、居るだけで出会った人を前向きにするのが目指すべき姿と私は思っています。
すべての出来事があるたびに、相手に感謝を伝えられるように心がけたい。
受けた恩に気づけてないこともあるはず。「きっと見落としはある」けど、それを帳消しにするくらい沢山の恩返しができるように、真っ直ぐ生きようじゃありませんか。
地獄の職場は誰が作る?
感謝について私が考えるきっかけになったのは、こんな話です。我慢の限界を感じた出来事でもあります。私が和菓子屋さんに勤めていた時の体験ですが、社長はミスを従業員に押し付けながら経営していました。
この会社の社員は人の良いタイプの他に、苦労することに生き甲斐を感じるタイプ、そして「迷惑をかけられた」と被害者ヅラしたい人種だけが集まってたように思います。
新人の女子社員が仕事出来なくても救わないし、まともに仕事を教えないまま文句だけ言い続けます。そんな古参社員のあたりが強いのを目にして、社長は「はけ口も必要なんだ」と言う。
つまりは格下叩きが趣味の人が集まる職場でした。それに気づいて「ここにいてはダメだ」と、私は思いました。
力を注ぐべきなのは、「人として学べる相手」と信頼関係のあるチームを作ること。
そうでなければ同じことを繰り返して地獄を生きることになる。
私はその職場の人たちを軽蔑しましたが、彼らへの憎しみが頭から離れないということでは元も子もありません。その時には自分とは異なる価値観だと認識したことで、執着せず上手く切り離せたように思います。
見合った環境での気づき
自分に足りなかった「感謝して学び合って生きる」ことの重要さに気づかせてくれた場所ですが、社長から「はけ口必要」と聞いたことによって一秒長く居ることさえ耐えられなくなりました。
同僚への感謝を伝えず惰性でそこにいた自分も、その職場を形作る一員でいたわけです。気づくと、とてつもなく恐ろしい状況にいました。
それからすぐに会社を辞めると社長に伝えて、心が折れた僕の体は翌朝に動き出せず遅刻。社長が僕に会うのもウンザリって顔で「もう来なくて良い」と言ったのが最後です。
とは言え自分にとって消極的な選択ではなく、「求める生き方」を選んだ喜ばしい結果だと思っています。
前向きに生きる
人間関係での学びに、私は人生かけて向き合いたいです。そんな気持ちで飛び込んだいくつかの職場で、数多くの笑ったり泣ける経験をもらいました。
その経験を共有して「支えが必要な人の心を支えて、前に進むきっかけを作る」ことができたらと思い立ちました。私が返していない恩を、巡り巡って返すことになるかもしれませんし。
ココナラで悩み相談をはじめました。
本当に相手の心を理解するには、一緒に同じものを見て、感じた気持ちを偽りなく交換して、少しずつ精度を高めるのが不可欠。
過去の反省からそう痛感している駆け出し悩み相談ですが、この形で人と向き合う決心をしました。誠心誠意ご対応させていただきます。よろしくお願いいたします。