ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

犬とのふれあい。感情の素直さをもらう。

犬は苦手でしたが・・

戌年も、残すところわずか。

犬について振り返ると、

僕にとって一番近くにいたのは

航空自衛官時代に

警備犬担当をした時でした。

 

警備犬の訓練?

入隊前には犬を飼っていたこともなく、

好きでもありませんでした。

近所の飼い犬とすれ違うのが

億劫だなと思っていたくらいです。

 

僕の出会った警備犬たちは、

仕事のある犬たちなので

訓練もしていました。

 

警察犬としておなじみの

ジャーマンシェパード

「ほえろ」と命令したり、

ボールを投げて「取って来い」と

運動させていました。

犬への教育は幼犬時に終わっていて、

それ以降に配属基地ですることは

「取扱者の訓練」と「エクササイズ」でした。

 

首輪の付け方やブラッシング、訓練。

とにかく犬と近い、

ぶつかり稽古の日々。

 

「ジャンプしてくぐる輪っか」も、

 おだてるとくぐってくれます。

これがおかしなもので、

犬に命令してもしなくても

その場所まで走らせ連れて行くと

勝手に飛び、くぐります。

 

「人間側が遊びたがっているから」

「仕方なく遊んであげている」と

思ってやがる犬もいて、伝わってきます。

老犬に無理言って動いてもらう時は、

自分がやんちゃな孫になった感覚です。

 

「警備犬担当」は身体を動かすので

楽ではない仕事でしたが、

担当者はイキイキしてました。

僕も犬に会うたびに元気になり、

とても感情豊かになっていました。

 

しばらく担当から離れ

時期を開けて再会しても、

犬たちが僕を覚えており

尻尾を振ってきて嬉しく感じました。

 

感情がシンプル

犬は喜びや興味で動いていて、

言葉はほとんど通じないので

人の態度や感情をよく捉えています。

 

人間同士の場合で

感情を交えて仕事をすると、

不誠実に思えることもありますし

公私混同に感じることもあります。

 

僕の場合はそれがより強く、

周りの人に好き嫌いが出たり

負の感情に振り回されて、

うまく行動できず疲れていました。

単純に、さいていな社会人でした。

それはマズイので、感情を

オフにすることをおぼえました。

 

しかし本質を解決できていないので、

素直に動くことに立ち返って

感覚を研ぎ澄ませていくことになります。

その点で犬は、よくわかっていました。

 

人として、咆えずに正しく感情を

持ったまま意思疎通していきたい。

ここで悪戦苦闘しているのは、

僕だけじゃないはずです。

 

犬に学ぶ素直さ

警備犬と接したことで、

ひとさまの飼い犬とも

通じ合えるようになりました。

どの犬も、人より雑念が薄いからか

接していて心地いいと思います。

 

ヒントになるものや

素直さを見せてくれて、

犬からは良い影響をもらいます。