祖父の家で作った農産物をマルシェに出品します。扱うのはキクラゲとミカン類です。
“地域型サイト”をすでに運用しているので、そこからリアル店舗を派生させる形で「まず1日やってみたい」と参加を決めました。
準備をしながら思ってることや、体験したことを投稿にしてみます。
ご縁が面白い展開に
キクラゲの自家栽培をしていても店頭販売は一切考えていませんでしたが、想定してなかったお声かけをいただいて参加希望しました。名古屋駅近辺でのマルシェです。
ご招待してくださった主催者でもある先輩は1年前に、舞台演劇のボランティアスタッフ同士として知り合いました。
その舞台は命をテーマにしたもので、スタッフやスポンサーには社会貢献に関心のあるメンバーが集まっていました。ですからすでに大きな規模で事業をなさっている方とも、これから目指す方とも知り合うことができました。
収入以外のためにする活動を通じてこそ、思いもしなかった面白い展開がのちに起こるようです。
デジタルカメラ
準備の一環としてデジタルカメラを導入しました。当日の会場を撮りますし、商品POPの制作にも素材撮りが必要と思ったからです。
と言っても、カメラはほとんど使ったことがありませんでした。10年前に白黒フィルムの一眼レフを借り、写真部の友人からピントの合わせ方を教わって以来です。
少しでも慣れるために、移動先でも撮影するようにしています。
名古屋で用件があったので、夜の名城公園に立ち寄って撮影。
スマホでも撮影アプリを使えば夜景を撮れますが、以前試したところ夜間に液晶画面を使って撮影するのには無理があると思いました。
だからファインダーを使って撮影するカメラではこうも違うのかと、今回使ってみて驚いてます。
夜景以外には屋内の様子を写す時などに、スマホでは遠ざかっても収まらない範囲が撮れます。取材的な用途にスマホを使うのは限界があるのだと納得しました。
12年落ちの中古なので価格は落ち着いていますが、カメラの仕組みについてはフィルム時代から大きくは変わっていないらしく、現役で使っていけそうです。
Wi-Fi経由でスマホにデータを転送できないとか、メモリーカードが旧型だとかを乗り越えられるなら機能は充分かも。(こだわったらキリがないと聞きます)
いつでも持ち歩けるサイズではありませんが、これから活用します。
梱包と陳列グッズ
マルシェは店頭販売なので、展示の準備もします。ラミネートフィルムと袋、カゴを調達。
松阪にあるローカルなホームセンターに行きましたが、初めて見た売り場の配置が秀逸でした。
一般的には「価格破壊」をアピールすると店内の雰囲気が虚しくなるものですが、この店舗はそうではなく“ワクワク”をもとにした配置。用途のオールマイティーな資材が絶妙な配置で差し込まれていて、ついつい「何かに使えないか?」と考えてしまいます。
陳列に高低差を作っているのも「上手だ」と思いました。
実用グッズに紛れてゴルフグッズや釣り用品もあるので、他の用事で訪れたお客さんもつい手に取ってしまうでしょう。
出店まで9日
収穫したミカンをカゴに詰め込んでマルシェに出品するのを想像して、それに合うPOPを印刷&ラミネートします。
当日お手伝いしてくださるスタッフも地道に募集してます。
農作物ができなかったり輸送中に痛むこともあり得るし、予定通りに進行できるかなんて断言できません。
でも準備でつまづいたら全部ダメってことはなくて、マルシェで売るものが無くてもその場に行けば楽しめるはず。1つの出来事を切り取って“成功”とか“失敗“とか言わずやっていこうと思います。
こうして先の見えない準備を続けていると、たまには「何もしたくない日」があります。でも眠ったらなおるものですし、目が覚めたら心機一転また進むだけのこと。継続ではなく無数の再挑戦でしかない。
そうして楽しみながらやってます。