ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

祖父の家に住む

移住はどうして決めたか

いま住んでいるのは祖父の建てた家です。三重県にあります。

祖父と祖母が他界して空き家になり、この家の近くに住む親戚に管理をお願いしていました。

固定資産税の支払いについて父から話を受けたのが昨年10月。

ある理由から父がこの家に住むことはできないということで、「それなら自分が住む」と父に答えました。即答できた訳ではなくて「名古屋に住む家賃」と「ここに住んで用件がある時に名古屋へ移動するコスト」を比較してからです。

電車はJRだけ、最寄りのコンビニは18km離れた位置にある無医村ですので、住むという回答は父にとって予想外だったようで驚かれました。

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LED照明にしてみたり、

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台所を模様替えしました。一人暮らしの配置なので、親戚が揃った時は不都合あるかも。せめて綺麗に使うようにしたい。

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祖父と七輪で魚を焼いた思い出があります。まず「焼ける状態」を作りたくて、ガレージを整えました。

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水回りの湿気対策として貰い物の人工芝を施工。ずいぶんファンキーになった。

住んでわかったこと

新しい家ほど不都合は起こりにくいはずで、「35年ローンで新築の一軒家とかマンション購入」を望むご家族が多いのも当然。その点は「不都合は楽しい」と思うか否かです。

そういった楽とか不安以外の部分で、移住するまで心に引っかかっていたことがありました。

家やマンションは「自分で」購入するべきでは?という体裁的な部分です。

それが自立のように思えたし、先祖から受け取って苦労なく住むことに、ばつの悪さも感じました。

しかし実際にこの家に住んでから、考えが変わります。

近所の人には祖母の元教え子も多くて「先生の孫か」と認識してもらえることもありますし、父についても知らなかった一面を聞くことも発見です。

ですからここに住んだことが無かったのに、家族を通じて私は少なからず地域から影響を与えられたのだと感慨深いものがありました。

自分の素材になったものが毎日見つかるので、まるで自分が生まれる前の話を聞いているかのようです。

良く暮らす工夫がすでに完備

新しい家ほど不都合は起こりにくいはずで、「35年ローンで新築の一軒家とかマンション購入」を望むご家族が多いのも当然だと思います。

しかしからっぽでスタートする新築とは違った発見がありました。

倉庫を開ければ丁寧に保管されている畑の道具やDIY用品に祖父の意思を感じるし、台所では掃除グッズの多さに祖母の思考が反映されていました。

役割を持ちたい

ここで役割を持てば、まわり回って先祖の願ったことを叶えるし恩返しができるはず。実践したいし、そのチャンスに気づかせてもらったことに心から感謝しています。

ルーツの土地に「これから」のヒントがあるのは面白いし、そうでなくても都市には無い可能性がある。焦らず急いで進行中。

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畑を再生しました。

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この水道管を見て浄水器を導入^^;

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日の出も見てます。

【2020.11.18追記】

移住後のDIYや自家栽培、動き出したローカルビジネスを記事にしてます。ご関心ある内容をお届けできると嬉しいです↓

i-kowa.hatenablog.com

【2020.11.23追記】

この浄水器を取り付けました↓

金属味の水が出る心配は無くなったし、安価でカートリッジ交換できるので今も使用してます。