ありったけ生きるブログ

移住して便利屋やってます。

オナラ先輩と命のやりとり

若さをムダにしない

8年前に航空自衛官やってた時、2人の先輩がオナラを自在に操っていました。「どんなタイミングでも自分の意思で出せる」と競い合っていたのです。

ひたすらに周りに迷惑なのですが、においを強化するためにニラを食べたりと研究熱心な2人を見て、競い合う面白さを楽しむ人もいました。人にオナラを聞かせたり嗅がせる「羞恥心」を乗り越えるのはすごいこと。ある種のアートや路上パフォーマンスです。

とは言え「オナラしないに越したことは無い」と周りの誰もが思っていましたし、「品位を保ってほしい」「兵器の拡散反対」など平和を求める意見が大多数でした。

新鮮な空気で

そんな異常が普通になりかけたある日。
その先輩2人がそばにいて僕が椅子に腰掛けていると、背後から肩をノックされました。

直前、近くに立っていた後輩がオナラ先輩の片方に「振り返ると指が頰にささる」あのいたずらを仕掛けられていたので僕は「受けて立つべし」と振り返りました。

すると先輩の尻が目の前に。聴覚だけがクリアで、視界は真っ白になりました。

ひどすぎる!

人生初めて鼻先でオナラをされた僕は、意識が遠のきながらも顔をそむけました。あまりの衝撃に立ち上がれず本気でもだえていると、オナラをした先輩も「大丈夫か?新鮮な空気を吸え」と僕の頭を支えてくれます・・

しかしなんと、振り向いた反対側にはもう1人の先輩が尻を構えていたのです。頭を固定されて2発目のオナラを吸い込んだ僕は、その場から逃げる気もなくして固まりました。

気づくと周りにいた人はオナラを避けて、部屋の1番離れた壁まで退避。誰も助けに来ません、自衛官なのに・・

先輩達の裏切りとオナラは涙が出るほどつらかったし笑ったのですが、チームワークと頭脳プレイに感心。そして平和で何よりと思いました。