全力で「いま」に熱中して場当たりで行動するのも良いですが、たまには“進歩してるのか”を棚おろしするのも貴重なヒントになるようです。
先日、地域の環境整備に参加しました。
移住してきた昨年は「まわりに気を遣われた」からか招集されませんでしたが、1年たった今では事前に呼びかけてもらってます。
役割を持つのを望んでいたので、これもひとつの進歩です。
山の木を切ったので登山道に光が入るようになりました。
桜は紀伊半島限定のクマノザクラです。
いたる所に発見がある
環境整備に参加すると、観光客としてではなく“作り手目線”へ自然とシフトするものです。
登山道手前にある駐車場の掲示が目に止まり、普段なら読み込まない細部まで全部読みました。
渋い表情で感激する忍者。
忍者が描かれてるのは理由があって、この地域では中世に人さらいが横行して治安悪化に悩んだので、民衆を守るために甲賀忍者を呼びよせたそうです。
キリシタン大名が人身売買してた時代に正義を貫いたってこと。忍者ありがとう。
他のイラストとして「存在感が強烈すぎる猿」も登場。正気の目をしてません…。
こういう驚きを記録すると、話題の引き出しが増えるから前進。
家庭菜園の更新
畑の作物は季節によってラインナップを入れ替えます。
玉ねぎは昨年秋に苗で植えた株だけが大きくなり、同時期に種から育てたものは爪楊枝サイズのまま。収穫できるのかわかりませんが、遅くても成長するのなら収穫時期をずらせて面白いかも。
植物の成長が止まる冬の間にも意外と野菜は収穫できるもので、春菊の栽培が軌道に乗ってからはほとんど市販の野菜を購入していません。
市販されてるような形に整えた野菜が作れなくてもOK。「自分が使いたい時に野菜がとれる」だけで目的達成です。近所に配れることにも価値があるし、進歩のひとつに数えます。
配送業デビュー
軽貨物車を導入したので配送アプリに登録し、名古屋へ行った時にフリーランスとして仕事をうけました。
制服が無いので市販のジャケットを着て帽子を被ってます。
ヘアカットの帰り道で仕事を請けたら移動費を回収できますし、待ち時間に公園で車を停めて写真を撮ることもできます。上手く使えばグルメ旅もできそう。
軽バンの運転は非常に面白くて、ドライブ自体も楽しめています。後輪駆動で前寄りの着座位置なのでオフロードバイクと似た操縦感覚になり、走行ペースを問わず刺激的。
高さのある荷物も積めました。
この下請け経験を活かせば個人でもチャーター便として動けそうです。前進あるのみ。
移動動物園
隣の地区で動物を育てている方と知り合いました。(写真は載せられません)
犬や山羊、そして豚などの哺乳類もいるし、カメや熱帯魚もいて、中には海外の希少動物も含まれます。輸入販売をなさっているそう。
それだけではなく移動動物園も運営していて、所属する動物は普段ここで健康的に過ごし、都市部へと出張します。
動物は軽バンで輸送するそうなので、配送サービスを始めたタイミングでお知り合いになれたのは驚くほどタイムリーでした。
これから「移動動物園のお兄さん」として関わらせていただく予定です。自衛官時代に警備犬の世話してた経験があるので、楽しそうと期待してます。
全部を「せっかくだから本気」で
こういった予想外の展開が動き出すのは、理解できる枠組みの中で行動した時ではなく、新しい流れを感じようと未知の領域へ飛び込んだ時だなと思います。
かつて隔週のミーティングイベントなども作ったことがありますが「上手くやる」などの体裁にこだわらずエネルギー投じてこそ「どんな結果もありがたい」と受け取れるし、全身で生きているのを実感します。
例えば「誰も来なくても開催します」と断言できたなら“本気でやってる感”が出てくるもの。すると飛び込み参加してくれる人も現れます。
反対に「これが本気じゃない」と言いながら半端したり、見物人として生きる姿勢も選べますが、どうやら体験とはラジオのチューニングみたいなもの。“本気じゃない周波数”と“本気の突き抜けた周波数”では、経験できる番組がまったく違ってくるのです。
だからもし友人が揺らいでいたら「突き抜けろ」って伝えると思います。
成功かどうかは各個人が決めて良いし、どう転んでも失敗と感じない状態だってあり得ます。いざGO。
店舗の改装
居酒屋を「地域のお店」に改修中。
オーナーが建物を無料で引き継いだそうで、共同運営者として関わります。自由すぎる店を作れたらと思います。
植木を整えて、壁や屋根の錆を塗り直し、看板をはずす。30分程度の補修だけでも案外印象が変わります。
経過写真を再確認したら進みを実感できました。
新品同様の仕上げは求めないけれど、手の入った清潔感のある外観を目指したいところ。
ガツガツと商品を売って利益を出す店舗を目指すのではなく、地域で集まれる場所にしたいです。
とは言えいきなり開店する「出たとこ勝負」では「勝手にやってる感」しかないので、地域の人と話してリサーチしながら立ち上げてます。ユーザー候補も同時に集まるので大ハズレは無いはず。
PCやスマホサポートの延長で“ネット通販の注文会”など企画していて、オープンに向けて「楽しさ」を外観に表現できたらと思ってます。
【改装の経過↓】